仕事ができる人とできない人、どっちが得する?
どんな会社にも、「仕事ができる人」、「仕事ができない人」っていますよね。
※かくいう私も仕事ができるとは言い難いのですが...(笑)
一見、仕事ができる人の方が得をするように思えますが、仕事ができない人にも得することがあるのではないかと最近思いました。
具体的には、
①「仕事ができる人」は短期的には「損」、長期的には「得」
②「仕事ができない人」は短期的には「得」、長期的には「損」
どういうことか考察していきます。
①「仕事ができる人」は短期的には「損」、長期的には「得」
・残業代が少なくて「損」
当たり前の事ですが、仕事ができる人は与えられた仕事を早く終わらせることができるため残業代が少ない傾向にあります。
私の周りの仕事ができる人も、定時までにやるべき仕事を終わらせて、残業はほとんどしていません。
一方の私はというと、その人よりも仕事はできないため、残業して仕事を終わらせているのですが、やはり残業した分、残業代をもらっているため給料は高くなります(これがいいのか悪いのかは別にして、、、笑)。
・ボーナスが高くて「得」
ボーナスには勤務評価が反映されますので、仕事ができる人はそうでない人より評価が高くなり、多くのボーナスをもらうことができます。
私の会社では、勤務評価がS,A,B,Cの4種類に分かれており、それぞれもらえるボーナスが違います(と言っても、会社の70~80%の人達はA評価で、S評価に選ばれるのは会社の5~10%と狭き門なのですが、、、)。
・昇進が早くて「得」
仕事ができる人は会社からの評価も高いため、同世代の中でも早く昇進します。また昇進に伴って給料も上がります。
私の会社でも30代中盤くらいから昇進に差が出てきます。30代では給料の差は小さいのですが、40代、50代と年齢が上がるにつれ、年収で100万、200万と差がついてきます。
もちろん昇進に伴い、より高度な知識や判断力を求められたり、責任が重くなったりしますが、平社員の時にやっていた単純作業からは解放され、部下をマネジメントする業務にやりがいを見出す人が多いです。
②「仕事ができない人」は短期的には「得」、長期的には「損」
・残業代が多くて「得」
仕事ができない人は定時までに仕事を終えることができないので、残業をすることになります。
仕事ができないせいで残業したとしても、会社としては残業代を払わないわけにはいきません。
私もどちらかというと仕事ができる方ではないので、残業が多くなっています(笑)
具体的には、昨年1年間で約350時間くらい残業しました。
残業代で言えば70万円くらいもらっていると思います。
残業代のおかげでだいぶ貯金も増えましたが、その一方で時間も失ったわけで、この時間で仕事やexcel,wordなどの勉強をできたら仕事がもっと早く終わるようになったかとと思います。
使ってしまった時間は戻ってこないので、今後は気を付けようと思います(笑)
・ボーナスが低くて「損」
「仕事ができる人」のところでも説明しましたが、私の会社では70~80%の人達はA評価のため、よほど良い成績を上げないと、人より高いボーナスをもらうことができません。
高いボーナスを得るために、帰宅後や休日に勉強したりする手間を考えると、「そこそこの努力でそこそこのボーナスをもらう」という戦略もアリかなとも思います(笑)
・昇進が遅くて「損」
仕事ができないと勤務評価も悪くなります。というより良くならないというか...
その結果、仕事ができる人と比べて昇進が遅くなっていきますし、給料にも差が出ます。
また、「上司が自分より年下」、ということも出てきますし、そういう状況に居心地の悪さを感じる人もいるかもしれません。
一方で、昇進・昇給にこだわらない人であれば、昇進が遅いのは悪いことではないのかなとも思います。
というのも、私の周りにも、自分の能力以上に評価され昇進したものの、力不足やマネジメント業務が合わず苦しんでいる方がいらっしゃいます。
そういう方々を見ると、自分の能力以上に評価されることは会社にとってもその人にとってもあまり良いとは言えないと思います。
人にはそれぞれ適性があると思います。
マネジメントの仕事が向いてる人もいれば、現場での仕事が向いてる人もいます。
個々人に合った仕事につけるように、自分の希望を会社に伝えることって大事ですよね。
このように、仕事ができる人もできない人も、働くうえでは「得」すること、「損」することがあります。
もちろん今よりも仕事ができるようになった方が良いですが、成長の速さを周りと比べる必要はないのかなと個人的には思います。
ストレス少なく働いて、幸せな毎日を送れるようになりたいですね。