奨学金の繰上げ返済をしない4つの理由

f:id:kaferategasuki:20210513084603j:image

みなさんの中でも高校、大学への進学にあたって奨学金を借りた方は多いのではないでしょうか。


日本学生支援機構が行った「平成30年度 学生生活調査」によると、奨学金を借りている学生の割合は、大学(昼間部)で47.5%、短期大学(昼間部)で55.2%、大学院修士課程で48.0%、大学院博士課程で53.5%となっています。


これを見ると分かるように、学生の約半数が奨学金を借りており、奨学金は学びたい人に学ぶ機会を提供する重要な役目を果たしています。


一方で「奨学金」と名がついていますが、実態は借金です。

借りたものは必ず返さなくてはいけません。


一般的に借金は早く返した方が良いと言われますが、私はあえて繰上げ返済をしていません。

 

今回は私が奨学金の繰上げ返済をしない4つの理由についてお話しします。

 

奨学金を繰上げ返済しようか迷っている方の参考になれば幸いです!

 

奨学金金利はめちゃくちゃ安い

奨学金金利は、銀行の一般的なローンの金利と比べてめちゃくちゃ安いです。

1種は無金利ですし、金利がつく2種でも年利0.5%程度です。

※平成20年度〜平成23年度の4年間、利率見直し方式で借りた場合の金利


銀行の教育ローンが一般的に年利2%以上なのでかなり安いです。

 

②繰り上げ返済する分でインデックスファンドを買ったほうがお得

繰上げ返済に回さなかった分の、余ったお金はお金はどうしたら良いでしょうか?

私はインデックスファンドを買っています。

例えば、インデックスファンド(全世界株式)の期待リターンは年3〜5%程度と言われています。

奨学金金利より数倍高いですよね。

 

私は、現在約150万円分のインデックスファンドを保有しているので、年間4.5万円〜7.5万円のリターンが期待できます。

同じ額の奨学金を繰上げ返済したとしても、節約できるのは年間7,500円です(金利0.5%で計算)。

 

もちろんインデックスファンドの期待リターンはあくまで理論値であって、実際の値動きとしては大きく下がる年もあれば上がる年もあります。

年によっては元本割れするときもありますが、長期で見たら繰上げ返済よりお得だと思います。

 

③万が一のために現金を持っておきたい

結婚、転職などのライフイベント、急なけがや病気による入院・手術費用のために、ある程度現金を持っておきたいという思いがあります。

 

④自分が死んだとき又は精神疾患や障害で働けなくなったときは返還免除される

起こってほしくないこおですが、上記事態が発生した場合は、奨学金の返還が免除されます。

残された家族の負担になることもありません。


以上、奨学金の繰上げ返済をしない4つの理由でした!

繰上げ返済を考えている人の参考になれば幸いです。