生命保険は自分にとって必要か?

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こんにちは!HSP会社員のりょうです。

 

今回は生命保険についてお話しします。


みなさんは生命保険入ってますか?私は3年前まで入ってました。


当時加入していたのがドル建ての終身死亡保険。掛け捨てではなく貯蓄型の保険でした。


就職してすぐに職場の先輩からおすすめされて入ったものです。


毎月150ドルずつ、25年間保険料を支払うと、支払い期間も含め一生涯の間、死亡時もしくは高度障害になった時に10万ドルの保険金を受け取れるというものです。


また掛け捨てではないので、途中解約した場合も、それまで支払った保険料の一部が解約返戻金として返ってきます。


しかも、ある一定期間以上(たしか25年以上?)経過すると支払った保険料よりも解約返戻金の方が多くなる、つまり資産運用も兼ねてる、という説明の商品でした。


「起きてほしくないことだけど、もし君が亡くなったとしたら、葬式代くらい出してあげたいと思わない?」


「それに、この保険は若いうちから加入する方がメリットがある保険なんだよ。30年後、君の孫ができた時に金銭的な援助をしたいとなったら、元本より増えた解約返戻金を使えるんだよ。」


「しかも、今の日本の銀行は超低金利の時代。円で銀行にお金を預けていても利息は全然つかない。ドルなら日本よりも金利が高いからより効率的にお金が増えるよ」

というものでした。


確かに、当時の私は自分の葬式代を出せるほど貯金がなく、また銀行に預金する以外の資産運用方法を知らなかったので、「長期的に見たら銀行の金利以上に増えるのか、すごいな!」くらいにしか思わず、契約してしまいました(笑)


しかし、今思えば、自分の葬式代くらいなら保険料の高い貯蓄型ではなく、保険料の安い掛け捨て型でも十分(保険料は10分の1以下)ですし、ある程度貯金が貯まればそもそも保険すら必要なくなります。


また、資産運用を目的とする場合、保険は他の金融商品よりも手数料が割高になります。


どういうことかというと、貯蓄型保険を例に取ると私たちが払った保険料は全てが運用に回るのではなく、「付加保険料」という保険会社の事業経費などを引いた「純保険料」が運用に回るからです。


貯蓄型保険と掛け捨て型保険で単純な比較はできないのですが、参考までに、ライフネット生命が2019年12月1日現在で公開されているデータによると、

・定期死亡保険(掛け捨て)

・30歳男性

・保険金額1,000万円

の場合、月々の保険料1,068円のうち

・401円 付加保険料率

・667円 純保険料

です。


つまり保険料約40%は保険会社の経費として使われ、運用に回るのは約60%です。


一方、米国株のインデックスファンド(投資信託)を購入する場合、手数料は0.1%ほどで、残りの99.9%は運用に回ります。


もちろん、投資信託は元本割れのリスクもありますが、20年、30年と長期間保有すれば、その確率もかなり低くなります。


このような理由から、今の私には生命保険は必要ないなと思って保険の見直しをしました。


現在生命保険に加入している方や、加入を検討している方の参考になれば幸いです。